「ひきこもり」という言葉が、マスコミ等の影響により社会現象として大きく捉えられ、一般的に世の中の人々に知られる様になって久しい今日ーーー。
それに伴って近年、精神科や心療内科といった医療の服薬治療、また宗教や占いなど、不安解消を願うことから頼る所は千差万別、多様化してきています。しかしその一方、多様化する対応によって一時的に症状の回復や改善したように見えても、それは実のところ周囲の者の目であり判断なのです。本質的な本人の回復=心の安定や安心には至っていないのが現状です。
「ひきこもり」とは、そもそも人間が生きるためのぎりぎりの選択であり、本能的なものです。人間が危険を感じた時に、自らが崩壊しないように無意識にとる懸命な(=賢明な)手段なのです。
ですが、その状態から子供本人がただ一人の力で立ち上がろうとするのは、想像を絶するエネルギーと時間がかかってしまうどころか、再びぎりぎりの選択をしかねない状況をつくってゆくのです。
人間が自分の人生を生きる為には、生きる基本にある親子の愛情や信頼関係の回復、再確認をする必要があります。その基盤、即ち親子、家族、愛情、信頼や安心があってこそ、ひとりの人間として社会や第三者とも関わっていくことが可能になるのです。
当相談機関:フレンドスペースでは人が生きていく根底、即ち親子関係を重視し、ご家族にも大きく関わって頂く事を主軸にしています。 子どもが安心できる家庭環境、ひとりの人間として気持ちや主張を伝えてゆける家族関係をととのえてゆく事が、回復と改善への本質であると信じております。人間ならば誰でも持っている「感受性」を大切にし、お互いを感じながら、親子の絆を、そして家族の絆をしっかりと結ぶ事で、物質では満たされない本質的な安心と、来たる時代の先駆者が若者たちであると考えております。