更新 2008年8月13日

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  ひきこもりについて  

 

「ひきこもり」という言葉が、マスコミ等の影響により社会現象として大きく捉えられ、一般的に世の中の人々に知られる様になって久しい今日ーーー。

 それに伴って近年、精神科や心療内科といった医療の服薬治療、また宗教や占いなど、不安解消を願うことから頼る所は千差万別、多様化してきています。しかしその一方、多様化する対応によって一時的に症状の回復や改善したように見えても、それは実のところ周囲の者の目であり判断なのです。本質的な本人の回復=心の安定や安心には至っていないのが現状です。

「ひきこもり」とは、そもそも人間が生きるためのぎりぎりの選択であり、本能的なものです。人間が危険を感じた時に、自らが崩壊しないように無意識にとる懸命な(=賢明な)手段なのです。
ですが、その状態から子供本人がただ一人の力で立ち上がろうとするのは、想像を絶するエネルギーと時間がかかってしまうどころか、再びぎりぎりの選択をしかねない状況をつくってゆくのです。

 人間が自分の人生を生きる為には、生きる基本にある親子の愛情や信頼関係の回復、再確認をする必要があります。その基盤、即ち親子、家族、愛情、信頼や安心があってこそ、ひとりの人間として社会や第三者とも関わっていくことが可能になるのです。

 当相談機関:フレンドスペースでは人が生きていく根底、即ち親子関係を重視し、ご家族にも大きく関わって頂く事を主軸にしています。 子どもが安心できる家庭環境、ひとりの人間として気持ちや主張を伝えてゆける家族関係をととのえてゆく事が、回復と改善への本質であると信じております。人間ならば誰でも持っている「感受性」を大切にし、お互いを感じながら、親子の絆を、そして家族の絆をしっかりと結ぶ事で、物質では満たされない本質的な安心と、来たる時代の先駆者が若者たちであると考えております。

 

  青少年の支援活動、
       
  17年間から見えるもの。
    
日本社会への提言。

 

 不登校・ひきこもり等、青少年の心の内が社会現象としてクローズアップされ、一般に知られるようになって、既に30余年が経ちます。うつ状態や各種神経症、PTSD等の心理関連用語や、最近ではフリーターやニートといった若者の状況を指し示す言葉も蔓延しているものの、その対策や方法は暗中模索であり、その数は増加していると言われます。さらに高年齢化と低年齢化が同時に進み、他の社会現象とも絡まって複雑化を呈しています。

 子どもは、自分の状態に思い悩み、苦しんでいます。親は、子どもを理解できずに苦しみ、困惑しています。お互い戸惑いのうちに、改善が見られぬまま長期化し、事態は深刻化をしている現状があります。また、良好になったと見えても、根本が未解決のままだと、一時的、もしくは表面的なものであり、再び状況が悪化するケースもあります。

 特定非営利活動法人フレンドスペースでは、その根本を「親子関係のありよう」ととらえています。青少年中心の心理臨床活動17年に渡る結論です。これから歩む人生、社会や他人に臆することなく、自分らしく活き活きと生きていく最も重要な基盤、根幹が「親子関係」なのです。

 最終的に社会的自立へとつながる要素が隠されており、医者やセラピスト、カウンセラーはもとより、他人との関係では解決し切れません。何より親の参加と取り組みが大切であり、最良の薬なのです。

 新しい時代、人は精神的に病みやすくなっており、社会の歪みに、敏感な青少年や子どもはサインを出しています。「我が子に何が起きているのか。」親の“子どもの心身を理解”しようとする思いから、全ての歯車は動き出します。親が学んで、成長することが最良の薬と、ヴィジョンは見えて来ました。回復した青少年の共通点であり、フレンドスペース 17年間の支援活動の答です。